Photo workshop diary
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29, Friday
昨日の写真のワークショップに参加された生徒さんからメールをいただき、「ワークショップはとても楽しくて、益々写真への興味がわいてきました!」と書いてあったので、すっかり嬉しくなりました。
私自身、初めて写真の撮り方を教えるという経験をしてみて、お料理やカルトナージュを教える時とはまた違った感覚があって、とっても新鮮な時間でした。写真がうまくなりたい思いで集まってくれたみんなと一緒に過ごす時間が楽しくて、ずっと続けていけたらいいなと思いました。
2回目のレッスンでは、上の写真のような背景がぼける写真の撮り方や、クローズアップレンズをつけて接写するとどんな写真が撮れるかなど、一眼レフカメラでできることをご紹介する予定です。
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28, Thursday
私の写真のワークショップ、第一回目が始まりました。
今日のレッスンで、生徒さん達が撮られた写真をご紹介します。
5人の生徒さんが参加され、コンパクトデジカメの方が4名、一眼レフデジカメをお持ちの方が1名。それぞれご自分のカメラで自然光で撮影していただきました。
撮影前に私は、カメラ機能の使い方、光の使い方、アングルと距離の選び方、レフ版の使い方などを説明し、生徒さん達はそれらをしっかりマスターして撮影してくれて、本当にすてきな写真に仕上がりました。こういう物撮りの写真は、初心者の方でもちょっとしたコツを知るだけで今までと違った写真が撮れるんです。
皆さん手作りのフラワーアレンジメント、ビーズアクセサリー、ブローチ、パッチワークやお気に入りの雑貨などを持ってきてくれて、被写体もとってもおしゃれでした。
撮影が終わったら、デジカメの写真をパソコンに取りこむ方法や写真の選び方、印刷の仕方を説明して、皆さんでやっていただきました。
ポストカード用の紙は色々お店を回って、伊東屋で売っていたちょっとザラッとした質感の紙を選びました。写真専用紙だからとてもきれいに印刷できて、それでいて紙の質がナチュラルでなかなかいい味が出ます。
皆さんの撮った写真をプリントして、ご希望の方には裏面にPost cardとPhoto
byお名前などの入れ方もご紹介して、実際にやっていただきました。
出来上がったポストカードを見ると、本当にお店で売れそうなくらいすてきなものばかりでした。
皆さんもとっても喜んで下さって、私もこのワークショップを始めてよかったと思いました。
地方からいらした方もいて、手作りビーズのホームページを作りたかったけれど写真がきれいに撮れないから作る気持ちが進まなかったそうですが、これからきっとすてきなホームページができることと思います。
2回目は8月にすることになりましたが、次回までの宿題は今日のレッスンで習ったこと、写真に対する考え方などを踏まえて、ご自分で写真を撮ってプリントしたものを持ってきていただくこと。カレンダーに使う写真の準備にも入っていただくという宿題です。
撮影用も兼ねてこんなおやつを作ってみたので、最後にみんなで写真を撮ってから食べました。
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27, Wednesday
昨日に引き続き、スナフキンとリトル・ミーの登場です。今日は少し物語性のある写真を載せてみました。
1枚目の写真は、ちょっと面白い方法で撮っています。
ある時ふと思いついてやってみて以来、時々使う方法なのですが。
スナフキンとミーのお人形を撮ろうとすると、ついつい昨日の写真のようなきちんとしたアングルになってしまいます。そこで、ファインダーを全然見ないで、適当にお人形の回りをカメラのアングルと距離を変えながらバチバチ撮ってみます。何がどう写っているかその時は全く分からないのですが、撮れた写真を見てみると、もちろん失敗したものも多いですが、中には、普段自分が考えないようなアングルで撮れている写真もあって、意外な発見をしたりすることがあります。
1枚目の写真、ちょっと物語っぽく撮れているでしょう。後ろの壁を見ると分かりますが、かなり斜めの位置から撮っているんですね。撮っている最中は自分では分からないのですが。
お菓子の写真とかもこんな風にして撮ってみると、偶然、新鮮でおしゃれなイメージになることがあるんですよ。
2枚目の写真は、娘がかき氷を削って何気なくお人形さんの前に置いて遊んでいたのを見て、ふと、面白いと思って撮ってみました。この取り合わせは自分では多分考えなかったと思うので、偶然使えたのですが。
「この氷、いったいなんだろう、あやしい・・・」なんて言っているミーの声が聞こえてくるような気がしませんか?
それではこのへんで、昨日のダイアリーの問題の答えをお知らせしますね。
正解は、上の写真が逆光側の斜光で、下の写真が順光で撮ったものです。
小物や料理の写真は、順光で撮ると平面的に見えてしまい、斜光や逆光で撮ると立体感が出て雰囲気のある写真になるんです。
料理の場合は、高さがないので完全な逆光できれいに撮れますが、この人形のように高さがあるものは、逆光にすると光が当たっていない部分が陰になってしまうので、斜光の方がいいのです。レフ版を使って反射させて光を当てる方法もありますが、やはり、逆光よりは斜光の方が自然に写ります。
斜光にも角度がありますが、順光側の斜光より、逆光側の斜光の方が立体感が出ます。
明日から始まる私の写真のワークショップでは、こんな感じで色々お話を進めていきたいと思っています。
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26, Tuesday
いよいよあさってから、私の写真のワークショップが始まります。
そこで今日は、そのレッスンのさわりをちょっとご紹介します。
昨日行ったムーミンカフェで、おみやげに娘が買ったスナフキンとリトル・ミーのお人形を写真に撮ってみました。
上の2枚の写真は、同じカメラ、同じ絞り値、同じ時間、同じ部屋で自然光で撮ったものですが、光の入り方が違うんです。さて、どちらがどの光で撮ったか考えてみてください。
順光・・・被写体の正面から光が入る。
逆光・・・被写体の後ろから光が入る。
斜光・・・被写体の斜めから光が入る。(順光側の斜光と逆光側の斜光があります。)
光の入り方で、写真の印象ってずいいぶん変わりますよね。
答えは明日のダイアリーに載せますね。
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